2024年のペンテコステは5月19日(日)でした。
教会学校の子どもたちと「聖霊」のシンボルである鳩のモチーフを教会の木に飾りました。
ペンテコステは、クリスマス・イースターと並んでキリスト教の大切な祝祭日です。けれど、日本ではあまり認知されていません。イースターに引き続き、ペンテコステの認知度も上がって、みなさんに楽しんでもらえるといいなと思っております。
ペンテコステはイースターから50日目の日曜日に祝われます。死から復活されたイエスは天へ戻られると、イエスに従っていた弟子たちは地上に残されました。キリスト教への迫害が厳しい中で、イエスは弟子たちに「聖霊」を送り与えました。その「聖霊」を受けた弟子たちは、不思議な力に勇気づけられ、恐怖から立ち上がり各地にイエスのことを教え広めます。そして多くの教会ができていきます。それなので、ペンテコステは「教会のお誕生日」とも言われています。
私たちの生活には誰にでもいろいろな恐怖や不安が付きまといます。その不安や恐怖から立ち上がっていける力は、みなさんにとっては何でしょうか?支えてくれる人の応援でしょうか。大切な人との心安らぐひとときでしょうか。イエスを愛した人々は、イエスから与えられた愛や勇気やまごころを「聖霊」によって呼び起こされました。イエスとのことは過去のことではなく、今現在続いていることと受け止めて、目に見えなくても一緒にいてくれるイエスの存在を確信したのです。
キリスト教徒でなくても、みなさんにとって目には見えなくても大切なものがあり、力づけてくれるものがあると思います。そのことを思い起こす時間を少しでも持っていただければ、日々の不安から抜け出すヒントとなるかもしれません。(牧師:熊谷)